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ただ思ったことをひたすら更新してくブログ

完璧主義をやめようとしたけど無理だった

私は完璧主義だ。

自分の中で合格、不合格が明確にある。 幼少期からそうで 気付いたらある程度、一定のレベルを超えなければならないという自分ルールが出来上がってた。  

何かを作り出すとか クリエイティブなことに関しては特に。 人一倍頑張った。  

 

そんな子供だから周りの大人は褒めちぎる。 すごい!さすが! その言葉欲しさに陰で努力して あたかも最初から軽々と出来たかのように振る舞った。 

"器用"になりたかった。

 

そして私という人間はすごく負けず嫌いがゆえ 人生の中において"悔しい"という感情が 一番記憶に残る。  

幼稚園のとき、遠足の思い出の絵を描きましょうと先生が言った。 私は絵にお弁当も描こうと思ったが 描いてる途中、お弁当の中身が海苔巻き唐揚げ以外思い出せず、 全然描けなかった。 別に遠足の絵だからお弁当を描かなくてもいいのに、 お母さんに作ってもらったお弁当の中身を覚えてないなんて、と思い申し訳なさと悔しさで4歳の私はボロボロと泣いた。    

今思うとどんな子供?笑 と思うけどその時は本当に悔しくて情けなくて 先生にも何故泣いているか言えなかった。 先生はすごく困っていた。

   

小学生の時にはテストで90点以下を取るとこの世の終わりに感じた。 こんなテストお母さんに見せれないと帰り道一人で泣いた記憶もある。

 

親がすごく厳しかったわけじゃない ただ失望されることがものすごく怖かった。 そんな紙切れ一枚で自分の子供に失望することなんてないのに。  

"すごい!さすが!"はとても嬉しかったけど 同時にすごく恐怖を感じた。  

  

でもこんなに負けず嫌いなのに気は小さかった。 授業中、手を挙げて発言は心臓がバクバクしたし、 それこそ授業参観しか手を挙げなかった。 休憩時間は一人で絵を描いていたし、絵が上手だね!と転校生に話しかけられてドキドキしたことがある(どっちが転校生なの?笑)    

ある日私の人生観を変えた出来事があった。 理科の実験で豆電球を使って作品を作りましょうという授業。 私は豆電球から繋がっているコードが邪魔だったので割り箸に巻き付けて綺麗に配線した。 それをみた友達が私もそうする!と言ったので 少し手伝ってあげたらすごく綺麗に出来た。

  

そしたら理科の先生が来た。 友達の作品を見て すごい!!!みんな集合! これを見てください!工夫されていて素晴らしいです!と紹介した。皆が注目してた。 そんななか私は気が弱かったため、 みんなと一緒に"すごい"と友達を褒めた。

 

私の作品は近くにあり 友達が"こっちゃんの作品もこうなってるよ!" と先生に言ったけど、 先生は真似したんだろと言わんばかりの顔をして私を見た。 多分皆もそう思ったと思う。 私はニコニコして何も言わなかった。 たぶん小学3年生の出来事。  

この時に人生は運だと思った。 全ての努力は報われるわけではなくて 閃きが正当に評価されるわけでもない。 誰が悪いとかではない。 私は自ら友達に譲った。

   

別にその友達を恨んでもないし、 先生を憎んでもない しょうがないんだと思う。 人生全てはタイミングだ。

   

ここまで鮮明にこんなこと覚えてる私は執念深いし、面倒臭いやつだなと思う。

 

でも正直とても悔しかったから覚えているんだと思う。 だから人より多く、人より優れた何かをしなければと思うようになった。 これはもはや意地である。完璧主義に拍車がかかった。  

何か教えてもらっているときはものすごく真剣に 細部まで見る。マインドは背水の陣で私の中で失敗は始まりでなく終わり。 イメトレは何回もする。 何故ならば"器用"になりたいし、 序盤からある程度のレベルに引き上げたいからである。 恥ずかしいけど予習は隠れてしてる。

 

 

それと 何か問題にぶち当たったとき、 例えば何かが壊れた時も"私に出来ないものは無い" みたいなその意地が出てきて なんとかしよう、なんとか治そうと思ってしまう。

 

私に出来ないものは無いってさらっと聞くと  "なんだこいつ高飛車で意識高いな"と思われがちだけど 私は常にそうやって自分を自分で煽ってきてしまった。

  

本来の私は気弱で何も言えず一人で泣くタイプなのに いつのまにか自分の中に そんな女王のような人格が生まれた。  

多分これからの人生もその人格に煽られて生きてくんだと思う。  

でもよく考えたら今、 別に私はそんな私が嫌じゃないし病んでもない というかこういう"私って最強"みたいな思考ある程度 必要だと思っている。

 

完璧主義や負けず嫌いは行き過ぎて 他人に押し付けたり、他人を傷付けたりしなければ 良いと思う。 あと自分が苦しくなければ。

苦しいのであればもう人からの評価を気にしないという生き方もある。 完璧主義をやめよう!という考え方もあるし、今 完璧主義はダメだ!と否定されることもある。  

 

私はやめようとしたけどやめれなかった。 多分自分の中で一定のレベルに達しないと気持ち悪いし達成感がないからだと思う。

性だなあと感じる、、  

、、、すごい語るやん私 笑  

多分周りが思っているより私は人間臭い